2014年6月アーカイブ

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2014年6月4日
今年も梅雨の季節になってまいりました。
恵みの雨とはいえ、湿度が高くジトジトするこの季節は過ごしにくいものです。

永代ハウスでは、九州の気候風土に合った家づくりのお手伝いをさせていただいていますが、家とその土地の気候風土は、切り離すことのできないものです。
ひとくちに九州と言っても、北と南、さらに日本海側と太平洋側とではかなり違いがあります。おおむね共通しているのは、温暖で四季がはっきりしている、夏は暑く降水量が多い、台風がたびたび上陸する、冬は寒く降水量が少ない、などの点です。特に梅雨には湿気が高く、夏の蒸し暑さは地球温暖化とともに年々厳しさを増しています。

吉田兼好の徒然草に有名な一説があります。
「家の作りやうは、夏を旨(むね)とすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑き比(ころ)わろき住居は、絶え難き事なり」

これは、家を建てる時は夏を主体に考えよ、冬の寒さは工夫次第でしのげるものの、夏の暑さは耐え難いものなのだから、と言っています。日本の高温多湿の蒸し暑い夏をどう乗りきるか。それは昔から大きなテーマだったのです。
兼好の言葉を裏付けるように、日本の伝統的な民家は、夏場に自然の涼しさを取り込む工夫がなされていました。屋根の庇を長くし、縁側を設けて、直射日光が部屋に入らないようにする。襖や障子、ガラス戸などを引戸にすることですべて開け放てるようにし、風通しを良くする。地域によって風の吹く方向に家を配置する。猛暑に省エネが課せられた現代。こういった先人の知恵を生かさなければならないと強く思います。

 

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